OUR JOB

商品企画の仕事

ザ・ホンネ対談 日東のオリジナル商品が生まれる舞台裏

Q.商品が生まれるまでの、お二人の役割は?

黒崎:
キティちゃんの商品で言えば、企画の出発点は平尾さんですよね。
平尾:
商品企画室でまず「こんな商品を作りたい!」っていうアイデアをどんどん出していきます。コタツにこんな絵柄を入れたいとか、ペンのボディにキティちゃんをプリントできたらカワイイとか、そう言えばキティちゃんのUSBって無いから作りたいとか。それで、こんなの考えたんだけど技術的にできるかどうか考えて!…と、いつも黒崎さんに無茶ぶりをしちゃってる(笑)。
黒崎:
そのボールを僕が受け取って、例えばペンであれば機構的な部分はどうするかとか。この曲面にキャラクターを印刷できるのか…とか。協力会社さんの力を借りながら、実現までの道筋を立てていきます。技術的な部分は僕、アイデアやデザインは平尾さん…という役割ですよね。
平尾:
いつも頼ってばかりでスミマセン。
黒崎:
いえいえ。僕らには「カワイイ」というのがいまいち分からないから。その部分はこちらが頼りきってます。
平尾:
アイデアがあっても、それが可能かどうかっていう技術的な部分がわからない。そういうときに「こんなやり方があるよ」って、複数の方法を提示してくれるので、頼もしいです。

Q.デザインはどうやって考えていますか。

平尾:
基本は「自分でカワイイと思えるかどうか」なんです。その感覚を基準にイラストレーターというソフトでデザインを起こします。そのデザインを黒崎さんに渡して製品の形にしてもらう。でも、「こんなところにプリントできないよ」って返されることもありますよね。
黒崎:
ゴメンなさい(笑)。でも、「ゼッタイにそれじゃなきダメ!」ってなれば、なんとか方法を考えますよ。
平尾:
私もキティちゃんファンですから、「これなら買いたい!」って思えるモノじゃなきゃ嫌なんです。そのためにデザインの勉強もしますし、サンリオショップに通って、いろんなキャラクターグッズの情報を集めたりしてます。他と同じキャラクターグッズを作ってもしょうがないじゃないですか。やっぱり、世の中のどこにも無い商品を作らないと!
黒崎:
こだわりは、みんな強いですよね。今は新しくキティちゃんUSBを作ってますけど、試作品を持っていっても「これじゃ可愛くない」とか「裏にも印刷したい」とか、ダメだしが待ってる…。
平尾:
私、好き勝手に言ってますね。
黒崎:
それで、その要望を持って帰ってまた方法を考える…と(笑)。

Q.仕事で大変だったことは、どんなことですか。

平尾:
大変だったこと…なんかあります?
黒崎:
僕は開発設計に入ってまだ日が浅いので、仕事の全部が大変だと感じてます。
平尾:
なるほど。でも、2人でやって一番苦労したのは…やっぱりキティちゃんスピーカー!
黒崎:
あれは…もう思い出したくないです(笑)。
平尾:
上手くいきませんでしたよね。試作段階で本当にいろんなトラブルがあって、商品化できなかった。
黒崎:
あれ、いちおう僕の設計としての初めての仕事だったんですよ。
平尾:
苦労するだけして終わっちゃって、残念でしたね(笑)。
黒崎:
一番の原因は、電気系の製品を作るのが初めてだったことですかね。スピーカーの構造とか、Bluetoothとか…分からないことだらけだったから、とにかく調べまくりました。そうしたら、「こんなにコストがかかるんだ!」っていう事実が次から次に出てきちゃって…。製品の形もデザインもできてたのに、コスト面でダメだった。
平尾:
試作費がかかりすぎた上に、全員が納得できるものが作れなかったのが敗因でしたよね。でも、あれは世の中にまだ無いものだから、もう一回チャレンジしたい!
黒崎:
初めての商品開発で、僕にとっては挫折の思い出。最初に調べてなきゃいけなかったことが、後から発覚したり。僕が悪いんです…。
平尾:
そんなことないですよ?(笑)。

Q.今後、手がけてみたい商品はありますか。

平尾:
この間、専務と話してたんです。まだ美容系にキティちゃんが無いねって。
黒崎:
美容系かあ?。
平尾:
また、すごいジャンルに飛びますよね。でも、面白そうだと思います。
黒崎:
僕は…何だろう。でも、コタツみたいにいろんなパターンを展開できるものが、また作りたいですね。
平尾:
次の商品を考えていくのも大変ですよね。
黒崎:
あ!工具とか。例えばキティちゃんドライバー。
平尾:
キティちゃんのドライバー!?それ使います?
黒崎:
でも「日曜大工はじめます」っていうDIY女子がいそうじゃないですか。
これ、結構いいんじゃないですかね。
平尾:
「世の中に無かったらなんでも作る」っていうのが、日東のいいところですからね。面白ければいいのかも!
黒崎:
確かに!(笑)。

プロフィール紹介

平尾昌実(ひらおまさみ)

入社:2010年
所属:名古屋デザインセンター/商品企画室/商品企画

もともと大のキティちゃん好き。愛車にはキティちゃんグッズがあふれている。入社当初からキャラクターグッズの商品企画に携わることを志望し、デザインセンター設立と当時に商品企画室に配属。

日東への入社動機

商品の企画など、モノづくりに携わる仕事がしたいという動機から主に製造業を志望。日東へ面接に訪れた際に社員同士のコミュニケーションが活発な社風に惹かれ、入社を決める。日東がサンリオのキャラクターグッズを手がけている点も大きかった。

プロフィール紹介

黒崎将輝(くろさきまさき)

入社:2013年
所属:技術部/開発設計課/商品開発

日東という会社の好きなところは、社員同士の雰囲気。「いい意味で上下関係があまりない」社風。また、デザインをするだけでなくモノづくりの全ての流れに関われる部分にも魅力を感じている。

日東への入社動機

大学では生産造形学科にてデザインの基礎を学ぶ。就活時にさまざまな企業を見ていく中で「デザインをするだけ」の仕事に違和感を感じていたところ、日東と出会う。デザイン?設計?製造まで一貫して手がける日東の事業に面白味を感じ、入社を志望する。